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西宮・芦屋で矯正歯科を選ぶときの5つの確認ポイント

西宮・芦屋エリアは歯科医院が多数あります。選択肢が多いことは恵まれているようでいて、実は「自分に合う医院」を見つけ出すのを難しくしています。

インターネット上には情報が多い一方で、治療には一般にリスク・副作用もあるため、事前説明を受けて理解することが重要です。

「歯並びが整えばゴール」ではありません。治療目標は患者さんの状態や希望により異なり、医師と相談して設定します。

そこで本記事では、治療内容や説明、体制などの確認項目を解説します。

執筆者プロフィール(概要)

副院長 沖田 直也(おきた なおや)
歯科医師/博士(歯学)
大阪歯科大学大学院にて歯科矯正学を専攻。矯正歯科領域の診療に従事しています。

この記事でわかること

  • 自分に合う矯正歯科医院のチェックポイント(Eライン・顎のシワ)
  • 非常勤医と常勤医の違い
  • 「セファログラム(頭部X線規格写真)」の概要(用いられる目的・説明の受け方)
  • 転院時の対応(返金規定・紹介状・資料提供など)を契約前に確認
  • 歯科衛生士による「クリーニング(PMTC等)」と「口腔周囲の指導(MFT等)」

1.  「Eライン(イーライン)」と「オトガイの梅干しジワ」について

治療内容の紹介(説明文や画像)を参考にする方もいますが、掲載情報だけで判断せず、受診時に検査内容・治療方針・費用・リスク等の説明を受けて確認することが大切です。また、症例に関する情報(画像等)は、個人情報・プライバシーに配慮して掲載範囲が限られる場合があります。

説明内容や検査資料、体制などを確認するためには、ネットの情報だけでなく、「実際のカウンセリングで、治療目標・選択肢・限界・費用・リスク等を具体的に説明してくれるか」を確認することが重要です。 実際にドクターと話す際、必要に応じて、次の2点を確認するとよいでしょう。

① Eライン(イーライン)

矯正治療を考える上で、鼻先と顎(あご)の先端を結んだライン、通称「Eライン(エステティックライン)」というものがあります。

治療目標の設定は状態や希望により異なるため、口元の変化の見通しや治療の限界について説明を受け、理解することが重要です。

② オトガイの梅干しジワ

口を「ん」と閉じたとき、顎の先(オトガイ)にできるシワを一般的には梅干しジワと言います。

矯正治療では、治療目標の一例として、口唇閉鎖など機能面を考慮する場合があります(個人差)。口唇閉鎖などの機能面について、現状と治療による変化の可能性・限界(改善を保証するものではないこと)を説明してもらえるか確認するとよいでしょう。

【相談時に確認したい点】

治療計画は検査資料に基づいて立案されます。 ネットの情報だけで判断せず、受診を検討する際は、相談時にこれらの点を必要に応じて確認するとよいでしょう。

2. 治療中の連絡・対応体制(常勤・非常勤の確認)

矯正治療は2年、3年と続く長いマラソンです。その間、何もトラブルが起きないのが理想ですが、現実には「ワイヤーが頬に刺さって痛い」「装置が外れてしまった」といった緊急事態が起こり得ます。

そんな時、あなたの担当医がすぐに診てくれるかどうか。これが治療中のストレスや、治療期間の長さを大きく左右します。ここで確認すべきなのが、「常勤医(矯正歯科専門医)」か「非常勤医」かという点です。

月に限られた診療日の体制に関する注意点

一般歯科診療とあわせて矯正治療を行う医療機関もありますが、大学病院などから派遣された非常勤の医師が担当する場合もあります。 体制により対応方法が異なるため、次の点を確認するとよいでしょう。

  • 緊急対応について: 装置が外れて痛くても、次の診療日まで時間が空く場合もあります。体制は医院により異なるため、事前に確認するとよいでしょう。
  • 治療について: 通院間隔が空く可能性があるため、予約の取り方や対応体制を確認するとよいでしょう。
  • 担当医について: 担当が変わる可能性や引き継ぎ方法について確認するとよいでしょう。

また、矯正治療では装置の不具合等が生じる場合があるため、対応方法を確認するとよいでしょう。一般歯科治療(虫歯や歯周病、入れ歯など)をメインに行う院長が矯正治療も兼任している場合もあります。担当医の説明内容、検査、フォロー体制を確認するとよいでしょう。

見落としがちな「一般歯科」との連携

もう一つ重要なのが、虫歯や抜歯の対応です。 医院によっては虫歯治療や抜歯は他院での対応となる場合もあります。
虫歯治療や抜歯の対応範囲、連携先の有無は医院により異なります。対応方法や受診の流れを確認するとよいでしょう。

【チェックリスト】

相談時に、次の2点を確認するとよいでしょう。

  • 「緊急時の対応可否(連絡方法・対応時間帯)はどうなりますか?」(毎週いるかどうか確認)
  • 「虫歯治療・抜歯の院内対応/連携の有無はどうなっていますか?」(連携体制の確認)

3. 矯正歯科領域で用いられることがある検査「セファログラム」

医院によっては「セファログラム(頭部X線規格写真)」を導入している場合があります。検査の種類や目的は異なる場合があるため、実施内容は医院により異なります。

「セファロ分析」の役割

セファログラムは、矯正歯科領域で用いられることがある検査の一つです。 これを使って、頭蓋骨に対する顎(あご)の位置、歯の傾き、口元のバランスなどを角度や長さ(数値)を用いて分析します。

検査資料の種類や説明の有無は医院により異なります。セファロ導入の有無だけでなく、分析内容・説明の方法は医院により異なるため、説明の有無や内容を確認するとよいでしょう。

【チェックリスト】

相談時に、次の2点を確認するとよいでしょう。

  1. 「セファログラム(横顔のレントゲン)の撮影はありますか?」
  2. 「分析結果(平均値との比較や、歯の角度などの数値)を見せてもらえますか?」

4. 契約前に確認したい事項(中途解約・転院対応)

矯正治療を検討する際は、多くの人が「治療が完了した後の歯並びの変化」を想像します。しかし、長期にわたる矯正治療では、予期せぬライフイベント(転勤、進学、結婚、あるいはご自身の事情による中断)が起こる可能性があります。

契約書の返金規定

中途解約時の精算方法は医院ごとに異なるため、契約前に書面で確認するとよいでしょう。

転居先への紹介状対応

遠方への引っ越しとなり、転居後も治療の継続を希望する場合、転居先の矯正歯科を探す必要があります。 その際、これまでの治療データ(レントゲン写真、歯型、経過記録など)や紹介状をスムーズに渡してくれる医院であれば、新しい医院での治療再開が進めやすいことがあります。

転院時の情報提供(資料提供・紹介状の対応可否)を確認するとよいでしょう。

書面提示および内容確認

診断内容の確認や、行き違い防止のために、書面の有無と以下の内容を確認しておくとよいでしょう。

  • 総額の費用(追加料金の有無)
  • 治療期間の目安
  • 使用する装置の種類
  • 抜歯・非抜歯の計画

説明内容は書面で確認できると望ましいです。契約前に、見積書や同意書などの書面の有無を確認するとよいでしょう。

【チェックリスト】

契約のサインをする前に、次の2点を確認するとよいでしょう。

  1. 「もし転勤などで通えなくなった場合、費用の精算や返金規定はどうなっていますか?」
  2. 「治療計画や費用の内訳が書かれた書面(契約書・見積書)は頂けますか?」

5. 「歯科衛生士」の対応について

ドクターの技術や設備に目が行きがちですが、実際に矯正治療が始まると、矯正治療期間に長い時間を共に過ごすのは「歯科衛生士」です。

矯正中の口腔衛生管理(クリーニング等)

矯正装置(ワイヤーやマウスピース型矯正【インビザライン等】)がつくと、清掃が難しくなる場合があります。虫歯・歯周病リスクの低減に役立つ場合があるため、口腔衛生管理についても確認するとよいでしょう。

また、矯正歯科では、定期的に「クリーニング(PMTC)」を行う場合があります。実施内容・費用は医院により異なるため、あわせて確認するとよいでしょう。

後戻りに関する説明と、生活習慣・口腔機能の指導(MFT等)

歯並びが悪くなる原因の一つに、舌の癖(舌で歯を押してしまうなど)や、口呼吸といった生活習慣等によっては、後戻りが起こりやすくなる場合があります(個人差)。

そこで状況によっては、MFT(口腔筋機能療法)等の指導が役立つ場合がありますこれは、舌の正しい位置や飲み込み方、唇の閉じ方を指導するリハビリのようなものです。

MFT(口腔筋機能療法)については、実施の有無や担当職種、費用等が医院により異なります。

【チェックリスト】

スタッフの質や医院の雰囲気について、次の2点を確認するとよいでしょう。

  1. 「定期的に衛生士さんによるクリーニングはしてもらえますか?」
  2. 「MFT(お口のトレーニング)の指導は行っていますか?」

【まとめ】西宮・芦屋で矯正歯科を検討する際の確認項目

最後までお読みいただき、ありがとうございます。 西宮・芦屋エリアには歯科医院が多数ありますが、その中から「自分に合う医院」を選ぶためには、条件に合うかどうかの確認が必要です。

今回ご紹介したポイントをご自身の選択にお役立ていただければと思います。

未承認医薬品等の明示

薬機法において承認されていない医療機器を用いた治療について

当院で使用するマウスピース型矯正装置(インビザライン)は、日本国内において薬機法上の承認を受けていない医療機器として扱われています。
ウェブサイトにて患者さまへの情報提供を行うにあたり、限定解除に必要な要件を満たすための記載を以下に掲載いたします。

① 未承認医薬品等であることの明示

当院で使用するマウスピース型矯正装置(インビザライン)は、日本国内において薬機法上の承認を受けていない医療機器として扱われています。

② 入手経路等の明示

当該装置は、海外製造元が製造したものを、歯科医師の責任のもと、適切な手続きを経て入手しています。

③ 国内の承認医薬品等の有無

日本国内には、マウスピース型矯正装置として薬機法の承認を受けている医療機器が存在しますが、当院で使用する装置とは形状や設計、治療計画の立案方法等が異なります。

④ 諸外国における安全性等に係る情報

インビザラインは、諸外国において使用されている医療機器ですが、使用に伴い、矯正治療一般に共通するリスクや副作用が生じる可能性があります。
主なリスク・副作用として、以下のような点が挙げられます。

  • 矯正装置装着初期の違和感や痛み
  • 歯の動き方の個人差による治療期間の変動
  • 虫歯や歯周病のリスク増加
  • 歯根吸収や歯肉退縮が生じる可能性
  • 治療後に保定装置を適切に使用しない場合の後戻り

治療期間・通院回数・費用は、症状や治療計画により大きく異なります。以下は一般的な目安であり、個別の結果を保証するものではありません。

執筆者・監修者

監修:歯科医師
沖田 亮介(日本口腔インプラント学会 専修医)

一般歯科および口腔外科領域を中心に臨床に従事している。

執筆:歯科医師(矯正歯科)
沖田 直也(歯学博士 / 日本矯正歯科学会 認定医)

歯科矯正学を専門に大学院で研究を行い、臨床および教育活動に従事している。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、治療効果や適応は個人差があります。具体的な診断や治療については歯科医師にご相談ください。